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ガンと闘い生還した人たちの真実の記録

天仙液体験記
●絶望の淵からはい上がって 木戸豊次
すでに20年以上前から肝機能の低下が指摘されていました。自分ではよくわからぬまま、病院で出された薬を飲み、治療を繰り返してきましたが、そのうちC型肝炎と診断され、インターフェロン治療を受けていました。2年ほど数値が安定していたので安心していたのですが、あるときから急激に悪化。検査をした結果、ガンとわかりました。

当初、発見されたのは2ヶ所でした。そこで1998年7月に肝動脈塞栓術を受け、ほぼ完治。
しかし、さらに門脈付近に1ヶ所見つかったため、再度、肝動脈塞栓術を行ったのですが、2回受けても治りませんでした。

さすがにショックを受け、別の方法はないかと情報を集めていたところ、新聞で東大病院で行われている最新の治療法「ラジオ波治療」の記事を見つけました。マイクロ波より波長が長いラジオ波を針先から照射するもので、一度にガン細胞を攻撃出来る量が従来の3倍。その上、入院期間も13日と約半分以下。さっそくこの方法を受けようと思い、大阪からはるばる東大病院まで出向きました。

しかし、しょせんはエリート集団。患者の心などわかろうとしないのか、検査一つ受けるにも長い時間待たされましたし、ベッドに゛空きがないため、関係病院をたらい回し。そして、何ヶ月も待たされた揚げ句、「あなたの状態では何をやってもムダ」と一言で片づけられてしまいました。その時期、門脈以外にもリンパ節への転移(3ヵ所)が見つかったのですが、手術もラジオ波も、放射線もダメとのことでした。腫瘍自体が門脈に入り込んでいること、リンパ節の腫瘍も3〜4mmの大きさであることが理由です。

「どうしてもダメなのでしょうか?」という私の問いに、主治医である消化器内科の医師は、「打つ手はありません。死んでもかまわないのなら、それは手術は出来ますが、退院して神様に祈るのが最良の方法でしょうね」と論文を読むような調子で答え、「まあ、試しに放射線をかけてみてもいいかもしれませんね。期待は出来ないけど」と続けました。

私は一瞬、主治医を睨みつけました。その晩は絶望し、一晩中泣き明かし、三日間それこそ一睡も出来ませんでした。そんな私の様子を見た看護婦さんが「もう、開き直って、東京見物でもしてきたら」と優しい言葉をかけてくれました。そこで、妻と一緒にあちこちを見て歩き、思う存分、買い物を楽しむことにしました。

このウサ晴らしが良かったのか、あの主治医の最後の言葉を思い出しました。そこで、同じ東大病院の放射線科にかかったところ、「大丈夫です」。同じ東大病院の医師なのにまったく正反対の言葉です。何でも消化器内科の医師は別の科のことはまったく知らず、特に放射線治療については素人同然なのだとか。今ではコンピュータ制御でガンだけに的を絞って放射線を当てることが出来、副作用も以前よりは軽くなっているとのこと。私のような病態でも十分治療が可能なのだそうです。そして、嬉しいことに「関西の病院でも同じレベルですので、すぐに紹介状を書きましょう」ということでした。

急に目の前が開けてきました。「よし、元気になって、あの主治医を見返してやる!」と決心しました。

そして、99年11月に入院し、放射線を25回当てました。さらに年明けの1月、再度入院し、新たに発見された肝臓内の腫瘍を塞栓術で治療しました。

天仙液を飲み始めたのはちょうどこのころです。中国政府の認証を受けている点、中国・長白山の純粋な薬草を使っている点、そして有効率80%以上という点など、効果は十分だと思いました。西洋医学でガンを叩いても免疫力が伴わなければ、治療効果は不十分です。体全体にガンをはねのける力をつけようと思い、この薬にとにかく賭けてみることにしました。

それから1ヵ月くらい経ったころ、なんと門脈、リンパ節(3ヵ所)、肝臓内の腫瘍は完全に消滅していたのです。

「なぜ消えたのですか」と医師に尋ねると、首をひねりながら「それは説明出来ませんね。まあ、消えたもののことは忘れなさい」と言われたほどですから、医師も驚くほどの効果だったことがわかります。

しかし、その後検査をした結果、新たに肺の横に小さなガンが発見されました。しかし、これも放射線で十分治るとのことですから、安心しております。

天仙液と知り合ってまだ日は浅いのですが、何としてもガンに打ち克つために、これからも飲み続ける予定です。一度は絶望の淵に追いやられた私です。しかし、絶望からはい上がる日もきっと来ます。ガンと宣告され、私と同じように医師から冷たい言葉をかけられた人も多いでしょう。しかし、そんなことに負けないで、どうか頑張って闘ってください。人間、すべてをさらけ出してしまえば、不思議なほど強くなれるものです。


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